施設形態はⅠ型・Ⅱ型の2つ

施設形態はⅠ型・Ⅱ型の2つ

Ⅰ型とⅡ型

医療と介護、どちらのサービスも提供している介護医療院は、重度の要介護者に対して必要な医療ケアを提供するⅠ型と、入居者の在宅復帰に向けてリハビリなどでサポートするⅡ型の2つの形態に分かれています。施設基準や人員配置は、長期療養を必要とする要介護者が多く入居しているⅠ型は介護療養病床に、比較的容体が安定した入居者が多いⅡ型は介護老人保健施設にそれぞれ相当します。その他、容体が安定している人は居住部分と医療機関を併設した医療外付け型の介護医療院もあります。

人員が手厚いのはⅠ型

Ⅱ型に比べてⅠ型の方に人員が手厚く配置されているのですが、それは重度の要介護者が多いからです。そのため、提供するサービスの内容や介護保険による施設サービス費が異なります。費用は要介護度や部屋タイプなどによって変化し、例えば、入居者4人に対して介護士が1人配置されている「介護4:1」の施設では、要介護度1の人は1日あたり825円ですが、要介護度5の人は1日あたり1,362円の費用がかかります。
もし、基本的な介護サービスだけでなくプラスアルファのサービスを希望するならその分の費用もかかります。入所した日から起算して30日以内の期間は初期加算として1日につき30円かかりますし、管理栄養士による個別の栄養管理は1日につき11円、緊急的な治療管理を行った場合は1日につき518円加算されます。さらに、このようなサービス費以外にも居住費や食費なども発生します。
一方、比較的容体が安定しているⅡ型は若干ですが安くなっています。同じ「介護4:1」の施設の場合、要介護1の人は1日あたり779円、要介護5の人は1日あたり1,249円の費用がかかります。

療養機能強化型とは?

Ⅰ型はさらに療養機能強化型AタイプとBタイプに分かれています。どちらも療養機能を強化した施設ですが、入院患者のうち医療ケアを受けている人やターミナルケアを受けている人の割合が多い場合はAタイプに指定されます。
AタイプとBタイプの違いについて数字の面からも見ていきましょう。重症度の割合はA・Bどちらも50%を超えています。しかし、医療ケアはAタイプが50%を超えているのに対しBタイプは30%ほどで、ターミナルケアもAタイプは10%を超えているのにBタイプは5%ほどです。
さらに、介護医療院が療養機能強化型として認定されるためには、人数の割合だけでなく「生活機能を維持・改善するためのリハビリを実施している」「地域に貢献する活動を実施している」などの要件も満たさなければなりません。