医療と介護の複合施設・介護医療院について学ぼう

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どのような施設なのか、介護医療院の特徴を解説

介護医療院の特徴を紹介

医療と介護を一体的に提供する介護医療院は新しいタイプの介護施設です。Ⅰ型とⅡ型の2つに分かれているという特徴があり、Ⅰ型には要介護度が重度の人が、Ⅱ型には比較的容体が安定している人が入所しています。医療ケアを提供している施設は他にもあります。老健と呼ばれる介護老人保健施設がそうですが、こちらは短期入所施設なので設備も揃っておらず介護医療院のように長期療養はできません。介護医療院は終の棲家としての役割もあるため長期療養は可能ですが、その分入居費用が割高で他の施設よりも負担が大きくなります。

  • 施設形態はⅠ型・Ⅱ型の2つ

    施設形態はⅠ型・Ⅱ型の2つ

    介護医療院にはⅠ型とⅡ型があります。Ⅰ型には重度の要介護者が、Ⅱ型には比較的容体が安定している人が入所しています。要介護度が重度になると自力で動くことが難しくなります。食事や排泄をはじめ入浴や着替えなどより多くの介助を必要とするため、Ⅰ型の人員が手厚くなっています。また、Ⅰ型は療養機能強化型AとBにも分かれています。医療ケアやターミナルケアを受けている人の割合が多い施設をAタイプ、割合が少ない施設をBタイプとしています。

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  • 他の施設との違い

    他の施設との違い

    介護医療院は他の施設とどこが違うのでしょうか。同じように医療ケアを提供している介護老人保健施設と24時間体制で必要な介護サービスを提供している特別養護老人ホームと比較しながら相違点を見つけていきましょう。介護老人保健施設は在宅復帰を目指す施設ですが、3ヶ月ごとに入所判定が行われるため長期療養はできません。一方、特別養護老人ホームは24時間体制で介護サービスが受けられる施設ですが、医師や看護師は常駐していないため介護医療院ほど手厚い医療ケアは行っていません。

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  • メリットとデメリット

    メリットとデメリット

    充実した医療ケアと長期間の療養生活を豊かなものとするために必要な介護を提供する介護医療院には、介護士だけでなく医師や看護師も常駐しています。容体が急変しても迅速に対応できるように医療設備が整っているのが特徴ですが、充実した医療ケアを実施するためにはそれなりの費用も必要です。そのため、他の介護施設に比べて費用は割高に設定されています。入所者の負担も大きいため、他の施設よりも高度なサービスを求める傾向があります。

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介護医療院の特徴を紹介