介護医療院で働く介護士の仕事内容

2018年4月に創設された介護医療院にはⅠ型とⅡ型があります。Ⅰ型には要介護度が重度な人が、Ⅱ型には比較的容体が安定している人が入所しています。どちらも医療面での長期療養が必要な人が入所しているため介護士だけでなく医師や看護師も配置されており、主に医療面は看護師が、介護や生活に関する面は介護士が担っています。
勤務形態は同じ入居型施設である特別養護老人ホームと同じです。日勤と夜勤の変則勤務ですが、他の施設と異なるのはⅠ型の夜勤には当直医と看護師が、Ⅱ型の夜勤には看護師が必ず配置されていることです。

タイムスケジュール

次に介護士の1日のスケジュールを見ていきましょう。一例として日勤のスケジュールを紹介します。
8:30までに出勤します。夜間の申し送りや入所者の体調の確認、予定の確認などの全体ミーティングを行ったら業務開始です。まずは朝食の片付けや口腔ケア、排泄や入浴の介助を行います。
10:30頃になったら身体機能の維持・改善を兼ねた体操を行います。ラジオ体操や音楽をかけて軽く身体を動かしたり、口腔体操を一緒に行ったりします。その後、12:00の昼食に間に合うように食事の準備をしたり排泄の介助をしたりします。昼食中は配膳したり、声かけや食事の介助を行ったりしていますが、ゆっくりと椅子に座って行うため、入浴の介助ほど体力は使いません。
昼食の介助が終わったらお昼休憩です。大体1時間ほどで午後に備えてゆっくりしたり、昼食を食べたりします。
14:00になったら午後の業務開始です。入所者の状態に合わせて排泄の介助を行い、レクリエーションの準備をします。レクリエーションは歌を歌ったり、折り紙や塗り絵など指先を使うものだったり、風船バレーなど身体を動かすものだったりと日によって内容が異なりますが、準備や片付けは介護士が行います。
17:00頃になると夜勤の人が出勤してくるので引き継ぎを行ったり、介護記録をまとめたりして17:30に退勤します。
施設によって入浴やレクリエーションの時間は変動しますが、基本的に日勤の時間帯に行うため夜勤に比べて負担の大きい業務が多くなります。

介護医療院で働くメリット

最大のメリットはさまざまな経験が積めることでしょう。要介護度が重度で医療依存度が高い人が多く入居しているⅠ型では身体介護だけでなく、医療ケアも行っています。他の施設では医療ケアを間近に見る機会はそれほど多くありませんし、施設によってはターミナルケアを行っていない場合もあります。介護だけでなく適切な医療ケアも提供している介護医療院でさまざまな経験を積むことで、介護だけでなく医療にも精通した人材へとステップアップできます。
高齢化が進み、医療と介護を両立したサービスの需要が高まっている今、2つの知識と経験を身につけた介護士は貴重な存在として重宝されます。介護士として長く働き続けたいと考えている人にとってたくさんの経験や知識が積める介護医療院は最適でしょう。